遺言書を書くこと。
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90歳のおばあちゃんです。
娘さんが3人、あまりうまくいっていないようです。
おばあちゃんは、ご主人から相続した財産を基に広めの自宅とアパート5棟あります。
恐らく財産は、6億円程度かと思われます。
2年ほど前に面会した時は、遺言書の検討に積極的で、相続の準備に娘を煽るくらいでしたが、その後、体調を一時崩したこともあり、3人の娘にどのように分割するかの話では、頭が痛いと一切を拒否してしまいます。他の世間話では、若い気持ちを持ち続けているのに、財産の話になると、途端に自分の世界に入りこんでしまうようになりました。
娘たちの意見も財産分割について若干違うようで、母親が遺言書を口にし始めた段階から、色々意見を言い始めたようです。多分、おばあちゃんは、ご自身だけの考えでは纏まらないと考えるようになったかもしれません。体力も気力も衰えを見せ始め、近頃、「どうでもいいや」という発言があったと娘さんの一人から聞きました。
2年ぶりにお会いしましたが、この2年間の落差は大きいと思いました。
当時のおばあちゃんの気の強さは、完全になくなっています。
娘たちは、皆、半径200mの近くに住んでいます。家族が円満な相続を迎えられるよう、おばあちゃんにもとの気力を取り戻してほしいです。