相続ショック(日経ビジネス)
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今週号の日経ビジネスに、相続の特集がありました。
サブタイトルには、『どうする? あなたを襲う「負の遺産」』です。
私も山崎豊子氏の遺作「女系家族」を読みましたが、4人姉妹の相続をめぐる神経戦的な争いを描いています。1963年発表の作品で、半世紀も前の作品ですが、今でも十分あり得る、納得できる内容です。それだけ、人間のモノやカネに対する強欲ぶりは、「永久に不滅」なんだと感じざるを得ません。
特に本特集が取り上げているのが、次の「親の危ない遺産10」がリスクが高い代表格と
して載せています。
- 賃貸用アパート(借金して建てたアパートの空室リスク)
- 境界線があいまいな土地
- 空き家になった田舎の土地(将来もっと増える)
- 共有名義の不動産
- 未相続の山林や土地
- 分散した自社株
- 墓(墓守の負担)
- 借金(子に内緒の借金)
- 愛人の隠し子(婚外子裁判の判決)
- 兄弟がニート(成長しない子供
語ればキリがない相続事例ですが、10人の被相続人がいれば、10の異なる相続模様があります。決して同じものはありません。それは財産に対する人間の絡み方が違うからでしょう。
ただ、殆どの方はなんらかの形で、上の危険な事例に絡んでいると思います。
相続は、人の本性が現れる人生における数少ない場面の一つです。
相続アドバイザーとして自分自身が成長する必要を強く感じます。
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