将来、間違いなく値上がりする土地をめぐって。

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相続全般

区画整理地内に仮換地の指定を受けている地主さんの話です。

まだ財産の分割案は出来上がっていません。遺言者には自分の考えはありますが、

まず相続人達(子供)の意思を確認したいと思っています。一番のキモは、

やはり誰が自宅を相続して配偶者の面倒を看るかです。それが分割案の

基本的なところです。他には区画整理地の土地があります。値上がり必死と

みられる場所です。

 

地主には生前贈与も検討できることを伝えました。精算課税を利用します。

2500万円分だけでも、今の内なら評価はまだ安いので、面積的には広めの部分が、

とりあえず贈与税なしで移転できます。恐らく、取得税や登録免許税は、将来の

相続税よりだいぶ安く済むと思われます。生前に対策がおこせることを、税理士とも

打ち合わせしました。

あとは、特定の相続人に生前贈与することに、他の相続人が納得するかです。

 

この仕事は、恐らく今年最初の仕事になるかと思います。

地主は、遺言書を作成するに当たり、自宅の取得者やその他区画整理地を含めた財産の

分割を子供たちに理解してもらいたいのです。近々,家族内で話をしたいと考えていますが、

なかなか頭の中の整理がつきません。私が同席することも可能とお伝えしたところ、

少し安心されたようです。その話の進展により、生前贈与をどうするかが決まってくると

思われます。

 

家族の気持ちはデリケートです。簡単ではありません。

手順を追って話を進める慎重さが必要と感じます。 

 

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伸寛代表紹介
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代表取締役社長 萩原和雄

代表取締役社長
萩原和雄

  • NPO法人相続アドバイザー協議会会員 相続アドバイザー
  • 日本FP協会認定 AFP
  • NPO法人湘南不動産コンサルティング協会理事
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • 宅地建物取引主任者
  • 住宅ローンアドバイザー

代表プロフィール

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