相続 独り言
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先日、不動産のご相談を頂いた方が、「自分はみんなから嫌われているようだ、何故だかわからない。ボランティア活動を同好の人たちと進めていたけれども、近頃、事務局から、担当から外れてほしいと言われ、ショックを受けている」とのこと。
不動産とは全く違う話を突然されて、私もびっくりしました。
その方は、その原因を教えてほしいと私に聞くのです。まだ数回しか会ってない状態で、分かるはずもありませんでしたが、それが、突然分かったような気がする出来事がありました。
その方は、アパートを建築し、ハウスメーカーから最終的な引渡しを受ける寸前でしたが、支払代金の説明の行き違いで決済ができず、うまく引渡しができない状態にありました。数回ですが、私が中に入り双方の言い分を聞きましたが、もう建物は完成しており、今さらハウスメーカーも後には引けない状態で、また、過去、何度も担当者はお施主様に十分説明をしてきたと述べていました。一方、お施主様であるこの方は、説明は聞いたけど誠意がないとか、こちらの質問に答えていないとかを繰り返すだけで、双方まとまる気配はありませんでした。
結局、引渡しが遅れれば両者が利益を逸すると判断し、私が着地点を提示しました。そして、1ヶ月ぶりに両者で合意し、代金決済のための金消契約や、外構工事のはなし、さらにアパートの管理会社との打合せに進み、これで一見落着と思った矢先でした。お施主様が、やはり支払内容で細かいところが分からない、納得がいかないと、卓袱台をひっくり返すような行動に出たのです。それも、金消契約の打合せの時に、銀行の担当者に、直接どうして納得がいかないかを縷々お話されたようです。銀行の担当者にとっては全くの筋違いな話ですし、彼らは、決してこの方との長期のローン契約に良い印象は持たなかったはずです。
この話は、結局、私が最後の目的が達成できないということで、担当を外される格好になりました。あれから1ヶ月が経ちますが結論は聞いておりません。
お施主様は、70歳を超える女性です。
気性が激しく、話し合いの最中に感情的になることもしばしばでした。ハウスメーカの担当も、合意したことが短期間に反故にされたことで、困惑しきりでした。
恐らく、冒頭のボランティア活動においても、似たような場面があったのではと想像します。
コンサルタントの仕事では、まさか起きそうもないことが起きるのだと反省した一方、この方の相続問題(これが最大の問題ですが)がこじれることがないように祈るばかりです。
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